Amazon運用代行とは?メリット・デメリットと選び方を解説

Amazon運用代行とは?メリット・デメリットと選び方を解説

8月 16, 2022

Amazonは世界最大級のECサイトであり、出店すれば日本国内のみならず、海外のユーザーにも商品を販売することができます。

しかし、ノウハウがないとショップの出店や商品の販売方法はもちろん、やっと出店してもユーザーに見つけてもらえず、なかなか収益化できない可能性もあります。

このようなとき、運用に関わるすべての業務を任せられるのがAmazon運用代行です。運用代行とは具体的にどのようなものか、メリット・デメリットや選び方をまとめて解説いたします。

Amazon運用代行とは

Amazon

Amazon運用代行とは、Amazonでの出品や集客など運用に必要な業務全般を代行するサービスのことです。

Amazonは世界的なECサイトのため、数多くの商品が出品されており、ノウハウがない状態で出品しても、なかなか売れない状態になってしまう場合もあります。

有名なECモールとして、国内ではほかに楽天市場やYahoo!ショッピングが挙げられますが、これらには各ショップに公式のコンサルティング担当者がつきます。

Amazonはこのような担当者がつかないため、商品を出品しても思うように売れず、放置してしまうショップも多いです。

しかし、Amazon運用代行会社は売上を拡大させるためのノウハウがあるため、出品したことがない、出品したがなかなか売れない、という場合でも、委託することで売上の向上が期待できます。

Amazon運用代行に委託できる業務

業務内容

Amazon運用代行は、ショップの出店や商品の出品だけを代行するものではありません。このほかにどのような業務を委託できるのかご紹介します。

市場分析・競合分析

Amazonを始めとしたECモールでは、自社商品のすぐ横に競合他社の商品が並び、常に競合比較にさらされます。

自社商品と競合商品の強みと弱みをしっかり整理し、差別化する方法を調査することは非常に重要です。

専門の分析ノウハウを有している運用代行会社であれば、自社商品が関連するカテゴリーの市場調査や競合分析、さらには売上を効率的に上げるための戦略提案までサポートしてもらうことができます。

商品の新規登録/最適化作業

Amazonでは新規商品の登録時に細かいルールが様々あり、それらを正しく把握していないと商品登録を完了させるまでにかなりの時間を要する場合があります。

また、登録項目の一部はAmazon内部のSEO対策と密接に関係するため、SEOの観点で最適化された内容にする必要があります。

運用代行会社に委託すれば、最適化された登録内容でスムーズに商品登録を行うことができますし、既に登録されている商品であれば、既存のコンテンツを最適な状態に更新してもらうことができます。

商品画像の制作

一部の運用代行会社は商品画像の制作も依頼することができます。インターネットで商品を購入するとき、ユーザーは実際手にとって確認できないため、判断材料として商品画像のクオリティが重要となります。

同じような商品であっても、サイズや色味など細部まで確認でき、特長も分かりやすい画像のほうがやはり印象もよくなります。そして、同じことを伝える場合でも、画像の構成・デザインやコピーライティング次第で、ユーザーへの伝わり方は大きく変わります。

運用代行会社は、数多くの実績データから、どのような商品画像がユーザーの目を引くのかが分かっているため、商品の魅力を最大限に伝える画像を用意してくれることでしょう。

また、薬機法や景品表示法など、通販事業者への規制遵守が求められる昨今では、各種法規制やAmazonのガイドラインを熟知して、訴求力を残しながら適正な表現でコンテンツ制作をしてもらえることも外部委託する1つのメリットと言えます。

Amazon広告の運用

Amazon広告は商品の露出強化や販売促進だけでなく、SEO対策とも密接に関係するため、適切な運用をする必要があります。

Amazonの広告には、宣伝したい商品に適した検索キーワードをシステムが自動選定する「オートターゲティング」と、自分で設定する「マニュアルターゲティング」があります。

適切なキーワードを設定できなければ宣伝効果が得られにくいため、広告出稿に不慣れでキーワード選定が難しい場合はオートターゲティングを選ぶことになるでしょう。

しかし、オートターゲティングはコストパフォーマンスの良いキーワードの強化や、コストパフォーマンスの悪いキーワードの縮小など、細かい調整ができません。

一方、自分で広告キーワードを設定するマニュアルターゲティングは、キーワード選定から効果測定、改善をすべて自分でおこなう必要があるため、広告運用のノウハウのそれを実施する人員が必要です。

運用代行会社であれば、広告運用の経験豊富なプロにおまかせできるため、作業の手間も必要なく、効果的なキーワードで広告を出稿してもらえます。

セール対策

Amazonでは「プライムデー」「ブラックフライデー」「サイバーマンデー」といった大型セールを年に数回開催しています。

セール期間中はユーザーの注目が集まり、モール全体のアクセスが増えるため、販売のチャンスも高まります。

これらの期間中は多くの会社が販促に力を入れるので、その中でしっかりと自社商品を目立たせるには工夫が必要です。

運用代行では、このようなセールやイベントに合わせた販促対策のアドバイスやサポートもしてくれるため、チャンスを十分に活かせます。

Amazon SEO対策

SEO対策とは、特定のキーワードを検索した場合に自社の販売する商品が上位に表示されるようにする対策のことです。

Amazonでは、商品ページにアクセスするユーザーの7割が検索経由と言われており、検索結果の上位を確保することはAmazonで成功するための最重要事項です。

SEO対策にはキーワードの検索ボリュームや競合状況の調査、それを基にした適切なキーワード選定が必要です。

また、選定したキーワードを基に、先述した商品ページの最適化や広告運用を実施していく必要があります。

運用代行会社は、蓄積したノウハウをもとに、Amazon SEOに最適化されたアカウント運用を行い、より早期に検索上位を確保して安定した売上が上げられるようにサポートしてもらえます。

売上の分析

通販の売上を決める基本的な要素は、アクセス数・コンバージョン率・客単価ですが、これらの増減には様々な要因が影響します。

Amazonに精通している運用代行会社は、それらの要素を切り分けて、自社が現在どのような状態にあるのかを分析してくれます。

これらのデータを確認することで、現状の販売戦略で問題ないか、なにを改善するべきか、今後の方針決定を適切におこなうことができるようになります。

Amazon運用代行のメリット

メリット

Amazon運用代行は、自分で出品する場合と比較してどのようなメリットがあるのか、ご紹介いたします。

社員育成のコストを削減できる

社内にAmazon運用のノウハウのある社員がいない場合、担当者を指名してゼロから育成する必要があります。

社員の育成には、たとえばセミナー受講やコンサルティングを受けるといった方法がありますが、当然ながらある程度の時間や費用といったコストが掛かります。

運用代行であれば、委託してすぐに運用を開始してもらえるため、うまくいけば早い段階で委託の費用を回収し、大きな売上を獲得できる可能性もあります。

広告運用の業務を軽減できる

広告運用は、キーワード設定やターゲティング、商品ページの最適化などの作業が必要です。

また、出稿後も効果測定や分析、改善のための調整業務などが必要になるため、適切に運用しようとすると、広告運用だけでもそれなりの業務量になります。

広告運用以外の業務で担当者が手いっぱいの場合、広告運用の担当を新たに配置しなくてはなりません。

運用代行会社に広告運用を委託することで、多くの時間や人件費、教育費をかけずとも、結果につなげることができます。

売上の向上が見込める

運用代行会社は、商品を魅力的に見せる文章や画像選び、SEO対策や広告出稿といった集客面だけでなく、売上分析など運用に関する幅広いノウハウがあります。

それらの経験・ノウハウをフル活用して運用してもらえるため、自社での運用が伸び悩んでいる場合に、最速で売上の向上が期待できます。

Amazon運用代行のデメリット

デメリット

反対に、Amazon運用代行のデメリットといえる部分についてもご紹介いたします。

社内に運用ノウハウが蓄積されない

自社でゼロからAmazon運用を始める場合、手間が掛かるだけでなく、最初はなかなか収益につながらない可能性もあります。

しかし、時間は掛かっても何度か改善をくり返すうちに、どの部分を改善したら売上が向上したのか、といったノウハウが蓄積されていきます。

その点、運用代行ではAmazonの運用に関わる業務をすべて委託できるため、楽な代わりに運用ノウハウが残らず、代行業者ありきの運用になってしまうおそれもあります。

ある程度安定軌道に乗ってきて、社内の人員確保ができるようであれば、社員教育を手伝ってもらい、徐々に内製化させていく方が良いでしょう。

依頼したら確実に売上が上がるわけではない

Amazon運用代行会社は、Amazonで売上を上げるノウハウを豊富に持っていますが、依頼したからといって、どんな商品でも必ず現状より売上が向上するとは限りません。

運用代行会社ごとに商材の得意・不得意がありますし、そもそもAmazonのアルゴリズムとの相性が悪い商材というものも存在します。

運用代行会社に依頼する際は、自社商品と同じジャンルのサポート実績や、自社をサポートした場合の売上を上げられる見込みについて、事前にしっかり確認することをおすすめします。

商品開発・改良は自社でやる必要がある

Amazon内でユーザーに選ばれ続けるためには商品改良や新商品開発が必要ですが、そこに関して運用代行会社ができるのは提案までです。

当然ながら、市場にマッチした適切な商品を開発・改良していくところはメーカー側の努力が必要です。

運用代行会社はAmazon内で選ばれる商品について一定の知見を持っていますので、定期的に意見交換すると良いでしょう。

Amazon運用代行を選ぶときのポイント

ポイント

数多く存在するAmazon運用代行の業者から優良業者を選ぶには、なにを確認するべきなのか、選ぶときのポイントをご紹介いたします。

依頼する目的を明確にする

運用代行を依頼する前に、まずは依頼目的を明確化しておく必要があります。

仮に「売上を伸ばしたい」という場合でも、それだけでは不十分です。まず現状を把握し、「◯月までに◯万円の売上達成」というように、具体的にしておきましょう。

目的を明確化しておくことで、代行業者側も目標達成に必要なアクションを具体的に提案しやすくなります。

実績を確認する

運用代行を依頼する企業に実績があるかどうかも、確認するのがおすすめです。

実績のある企業であれば、サイトなどで「対応した企業数」「売上アップした企業数」「売上アップの達成率・上昇率」といったデータや事例を掲載しているはずです。

また、担当者に直接話を聞いてみて、Amazonで販売を検討している商品カテゴリーの取り扱い実績や事例を確認しておくと、導入後のイメージも湧きやすいです。

サービス内容を確認する

「Amazon運用代行に委託できる業務」で運用代行のおもなサービスをご紹介しましたが、もちろん業者によって提供するサービス・サポートの内容は異なります。

たとえば、Amazonの運営全般に関するコンサルティングをしてくれるところ、商品のクレーム対応までしてくれるところもあります。

最初は委託で軌道に乗ってきたら自社で運用を引き継ぎたいという場合、コンサルティングをしてくれる業者を選ぶのがおすすめです。

このように、業者にどの業務を委託したいのか、今後どうしていきたいのか、をもとに最適なサービスを提供しているところを選ぶとよいでしょう。

費用が明確に提示されている

業者を比較して適正料金であるか、費用が明確に提示されていて分かりやすい料金体系か、も確認すべきポイントです。

サービスの提供範囲で料金が変動するものもあるため、運用代行を依頼する目的、委託したい業務をもとに、ニーズを満たしてくれるところを選ぶとよいでしょう。

まとめ

このように、Amazon運用代行はAmazonでの出品から集客まで幅広い業務を代行してくれるサービスです。

Amazonでの販売を検討しているものの社内にノウハウがない、出品したもののなかなか売上が伸びず悩んでいる、という場合は代行の依頼で解決する可能性があります。

デメリットが気になるようであれば、まず試しに軌道に乗るまで委託してみる、という使い方もよいかもしれません。